治療アプローチ

無菌状態をつくる
精密治療の実践
根管治療で神経を失った歯は、血流が途絶えることで自己修復力が低下し、わずかな細菌侵入や増殖でも再感染が広がりやすくなります。だからこそ、治療中の歯をいかに“無菌状態”に保つかが、治療成功と治療後の歯の寿命を決定づける重要なポイントになります。
当院では、歯の内部への再感染の要因を一つひとつ排除するアプローチを行うことで、治療後の歯を長期的に守ることを目指しています。
治療の精度が歯の内部への
再感染に直結する

- ① 根管内の細菌の取り残し
- ② 歯冠の封鎖不良
- ③ 治療中の唾液の侵入
- ④ 根管の密閉不足
菌へのアプローチ
再発を防ぐ
「菌」へのアプローチ
根管治療が再発する大きな原因は、細菌がどこかに残ること、入り込むことです。そのため当院では、治療のすべての工程で「菌を持ち込まない・残さない・侵入させない」ことを徹底しています。
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01細菌を取り除く根管拡大

感染源を徹底除去する肉眼24倍の拡大術野での殺菌洗浄
根管は非常に細く、湾曲や枝分かれも多いため、肉眼では微細な感染組織を確認することが困難です。当院ではマイクロスコープを用い、拡大視野下で根管内を正確に把握。根管内の細部に潜む感染組織や壊死歯髄を徹底的に除去し、再感染リスクを最小限に抑えた精密な歯根形成を行います。

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02細菌を増やさない密閉と封鎖

細菌の増殖源を封じる根管形態に合わせた根管充填
感染源を徹底除去しても根管内に隙間があれば、細菌の増殖や再侵入を引き起こします。根管内の消毒後は、根管内を埋める充填材を隙間なく充填できることが重要です。当院では、根管の形状に最適化した充填材と精密操作で、内部を隙間なく封鎖します。
緊密な封鎖性を得られる Hydraulic Condensation Technique ハイドローリックコンデンセーションテクニック

硬化後も収縮せず寸法安定性の高いセメントを用い、根管全体を隙間なく密閉。再感染リスクを抑え、精密で効率的な根管治療を実現します。
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03細菌の侵入を防ぐ消毒・貼薬

内部への感染経路を断つ離脱・破折しない支台築造
根管治療後の歯は、歯冠側からの細菌侵入や内部の弱体化が再感染や破折のリスクとなります。当院では接着材の特性を踏まえ、歯石や唾液などの接着阻害因子を徹底的に除去した上で、材料に最適な操作を行い、強度・接着性の高い離脱や破折のない支台を築きます。

天然歯と同等の硬さ・弾性の
支柱材料を使用 -
04細菌から守るほてつ修復

細菌を侵入させない適合精度の高い歯冠修復
どれだけ精度の高い根管治療ができても、最終的な被せ物がしっかりしていないと再発のリスクが出てきます。歯と被せ物のつなぎ目をぴったりと適合させ、歯冠側からの細菌から歯を守ります。
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つなぎ目に「隙間」がない
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つなぎ目に「段差」がない

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治療体制
治療する歯を隔離する
ラバーダム防湿法

治療中の歯に唾液や細菌が侵入すると、再感染のリスクが高まります。当院では、精密根管治療に欠かせないラバーダムというゴムシートを使用し、治療する歯だけを隔離。無菌状態で処置を行うことで、感染ルートを徹底的に遮断し、治療の成功率と歯の長期保存を高めています。アメリカ歯内療法学会でも、根管治療時のラバーダム使用は必須とされています。

